気がついたら魚屋8年もやってたお話

こんばんわ

とよまなです。

私事になるんですが、魚屋になって8年目になりました。

思わずいろいろ考えちゃいますね。

なかなか一つの場所に8年いるって無いことじゃないかなって思ってます。しかもアルバイトで。

最初は6時間で月に15日しか働いてなかったりと、今思い出すと懐かしい。


魚屋として包丁の技術は8年やってる人の腕ではないですね。包丁持つの嫌いなので。

一応マグロとかうなぎとかそういう特殊な捌き方する魚以外ならすぐ出来ます。別に難しくはないので。

お寿司のネタ切りは無限にやったんで得意です。切るのは好きじゃないけど。

回らないお寿司屋さんに行ってどういう形のネタがおいしそうに見えるか勉強したりも・・・

切り身はやったことないです。やる人がいるポジションのとこはやった時がないですね。

なので、お刺身もやってなかったので切れません。お寿司のネタと同じで良いならできるけど、技術的に違うので出来ないって言ってます。

普通8年あれば今あげたやつなんてとりあえずできるようになるんですけどね。

できるようになりたいって思ってないので良いんですけどね。


長いこと何やってたかって言うとお寿司が長かったですね。

ひたすら同じものを時間内に終わらせるという単純作業。

別に難しくないです。ただ、自分の意思で数字を作るということを覚えたら大変でした。

当然大きな数字を作るとなると、たくさん製造しないといけない。でも自分の作れる量は決まってる。

じゃあもっと作るスピード上げなきゃ!!って言ってます、作業場を自分が使いやすい配置にしたり、他の人とやり方を変えたりといろいろ考えて仕事するのがすごく楽しかったなぁ・・・

今じゃ早く握ってそのうえ綺麗って言う1番理想な形を手に入れました。他の人と比べても自分の作るお寿司が1番美しくそして早い。そうなったら、徐々に飽きてただただ寿司を作る日々になったのを覚えています。


今は何をやっているか、というと魚屋全て売り場のコントロールをしています。

わかりやすく言うと品出しです。

勘違いしてほしくないのが、決まっているとこにただただ陳列する仕事をしてるとは思ってほしくないです。

僕が思うに「どれだけ良い魚があっても、どれだけ綺麗な切り身やお刺身を切っても、この売り場をコントロールするのがダメだったら売れない」って思ってます。

この売り場コントロールは本当に難しいです。商品の場所、時間、外の天候や気温、売価、トレイの色や綺麗な盛り付け等など全て考えて商品を出しています。

当然ですが、純粋に綺麗に並べるのが最も重要です。でもこれが出来ない人が多い!!僕には理解出来ませんが。

この陳列でよく喧嘩したりします。もちろんチーフだったりベテランの人だったりと。

でも絶対に曲げないです。相手は必ずといっていいほど、ここじゃあ売れないって言ってきます。だから曲げません。

やってもないのに分かることなんてないので自分のやり方でやります。

失敗したらすぐ変えればいいだけですからね。何でも挑戦することが大事なんですよね。まぁ数字がかかってるから博打を打てないってのは分かるんですけどね。

今のチーフの場合は商売のセンスが皆無なので、品だしさせると帰りたくなるレベルでひどいのでなるべく自分でやるようにしています。

魚屋の仕事で一番やりがいがあるポジションだと自分は思っています。

正直特別魚屋じゃなくても良いって思ってますけどね。居心地いいので辞められないです。だから8年も続くんですけど。


こんな感じで毎日楽しく仕事してます。

来年か再来年には海外で魚屋やってるかもしれないし、オーストラリアにワーホリで行って何かしら仕事してるかもしれないけど、そのときまで間違いなく今の場所でやってるんだろうってのは想像するのは簡単だ。

とりあえずこの仕事で商売の楽しさをしれたのはかなり大きいと自分の中で思っています。

商売は簡単だけど、難しい。0か1の世界なのでセンスが大きく関わってくるって思ってます。いろんな人見てそう感じました。

見てるあなたは商売のセンス、ありますか?

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